Doctor医師の紹介
Doctor 医師の紹介
院長渡辺 邦広
経歴History
2005年 | 神奈川歯科大学 卒業 現在に至る |
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プロフィールProfile
誕生日 | 1979年3月 |
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出身地 | 千葉県 |
趣味・特技 | 草野球・旅行 |
座右の銘 | こつこつやっていれば何とかなる |
好きな食べ物 | お寿司 |
Interview インタビュー
歯科医師はあらゆる領域を広くカバーすることが必要、
トータル治療をモットーに地域の皆さんの健康維持に貢献したい
歯科治療にあたる父の背中をみて育ってきた
当院は父である先代院長が開業してから41年、私と同い年になります。長くこの地域で歯科医院を続けており、地域医療に貢献し続けられることが幸せだと感じています。
私は物心ついた頃から、診療にあたる父の背中をみて育ってきました。患者さんに優しく接し、患者さんからも「ここの先生は優しい」との声があり、歯科医である父に誇りをもち、憧れを抱いていました。私が歯科医になったのも、父の影響はもちろん大きいですし、患者様や地域の皆さんから声をかけられることも多かったため、その期待に応えようという気持ちはもありました。
地域の歯科医として求められているのは専門性ではなくトータル力だと感じた
当院の治療方針は「トータル治療」です。1つの専門分野に特化することは良いことだと思いますが、私個人の見解として、この地域に身を置く歯科医として、求められるのはすべての領域を広くカバーできる力だと考えています。専門性の高い治療も、元をたどると他の症状が影響・リンクしているため、実践的には同時に診ていく必要があるのです。
虫歯治療に何回も通うお子様がいるとして、その原因は歯並びの悪さだったりします。そのために一般歯科治療も行いつつ、矯正治療も視野に入れて治療計画立てていく、というようなことは日々の診療の中で何度も判断を行っています。
私は一般歯科に限らず口腔外科、インプラント治療、矯正、補綴、歯周病と幅広い治療に習熟するよう努めています。
恩師の姿勢が、歯科医としての私の道しるべになった
私は大学卒業後に浦安にある「ふじみ歯科医院」に勤めていたのですが、そこの院長先生がすべて自分で治療を行っていたことに感銘を受けました。その歯科医院に5年間勤めた後、2010年に実家である当院に戻ってきました。ふじみ歯科医院の求人欄には「勉強できます」と書かれていたことが印象的です。卒業後、もっと研鑚を積みたかった私にぴったりだと思いました。院長先生は非常に厳しい方でしたが、筋が通っていて、すべては患者さまを治すためのことでした。
恩師から学び、治療技術はもちろん、患者さんへの治療内容の説明まで身についたことは大きな財産です。今でも学びを深めるために月2回・江東区亀戸にある矯正の歯科医院で患者さんを治療しています。インプラント治療についてもすでに実践経験は積んでいましたが、さらに審美面を含むお口全体の治療を学ぶ研究会にも通っています。
歯は、失ってからその大切さに気づきます
私は患者様に「できるだけ自分の歯でずっと食べましょう」と日々伝えています。
どんなに良いインプラントはあっても、自分の天然の歯に勝るものはありません。
歯の痛みや違和感は、目立つものではなく、じわじわと進行していきます。その痛みや違和感を「気のせい」「寝たら治る」と見過ごしたり、「歯医者に行きたくない、怖い」や「忙しくて通うのが面倒くさい」などの気持ちが「痛みを我慢すること」に勝ってしまい、結局、症状が悪化してしまい、歯を失ってしまうことにつながってしまいます。失ってしまってからの治療は様々ですが、審美性や機能性を求めるとどうしても高額になってしまいます。失ってからそのありがたみに気づいても、時すでに遅し、なのです。
歯医者に行くモチベーションを高めてもらうこと、
それが私の仕事の一つだと考えています。
私は患者様にできるだけ冷静に、理詰めで説明するようにしています。
顕微鏡でお口の中を確認すると、どんな種類の細菌が歯にどのような影響を及ぼしているのかが推測できますので、その口腔内を患者様に見せたり、さまざまな症例を集めたオリジナルのパンフレットなどをお見せして、理解してもらえるよう努めています。なかなか耳を貸してくれない患者さんには毅然とした態度で対応しています。はっきりと伝えることは患者様のことを思ってやっていることで、歯は特に患者様の生活習慣の影響が多いため、改善できるようまずは虫歯をつくらない口内環境を作るための理解を得ることを重視しています。
お子様の治療は保護者のみなさんの意識にかかっています。
小学生までの虫歯は、お父さん、お母さんのケアにかかっているといっても過言ではありませんから、「仕上げ磨き、頑張ってくださいね」と伝えています。
最低でも小学校中学年まで1日1回は仕上げ磨きをしてほしいと思っています。歯を1本ずつ丁寧に磨いてあげてくださいね。昔に比べて虫歯は減ってきています。歯のエナメル質の修復を助けるフッ素が入った歯磨き粉も売られていますし、親御さんのお子さんに対する歯への意識も高まっていますからね。
また、最近は歯並びが悪い子が増えてきたように感じます。歯並びを治すには矯正治療を行いますが、親御さんの要望だけでなく、本人が矯正を望まない限り、治療を進めてもあまりスムーズに改善されません。矯正治療を頑張るモチベーションをどのように上げていくか、当院でも工夫しています。また早く矯正に取りかかっても、成長によって戻ってしまうケースもあります。幼稚園時代に治療してもまた元の状態に戻ってしまう子もいるんです。一人ひとりの気持ちに寄り添って、そして歯の状況に合わせた矯正治療をしていきたいです。
小さなお子様づれでも気兼ねなく通っていただきたい
小さいお子さんを連れて来院する患者さんのために、キッズスペースはゆったりとした広めのスペースを確保しました。診療中はスタッフがお子さんを見守ることもできますし、親御さんがユニットからキッズスペースの様子を見ることができる小窓がついた診察室もあります。また、保育士資格を持ったスタッフが月曜から水曜の午前中に勤務しているので、その時間帯に来院してもらえれば、お子さん連れでも安心して治療を受けてもらえるのではないでしょうか。
お母さんが受診したことをきっかけに、お子さんが来院するようになることもあり、最近では30~40代の子育て世代の患者さんが増えてきています。マタニティー歯科も行っており、安定期に入れば診療も可能ですから、気になることがあればご相談ください。また幼稚園や保育園、小学校の嘱託歯科医・学校歯科医も務めているので、普段から地域の子どもたちを診療しています。さまざまな症状に対応する「トータル診療」を行っていますので、親御さんが抱えるお子さんのお口の心配事やご自身の悩みなど、どんなことでも気軽に聞いてほしいですね。自分に合うクリニックを見つけて、ぜひ定期的に歯科医院に通うことをお勧めします。